中年期

ユングは、一貫したライフサイクルという概念を生み出し、特に、人生の後半における成人の発達に着目した。ユングは、人間の一生を太陽の運行になぞらえ、40歳前後を「人生の正午」と呼び、40歳前後を頂点として、人生を前半と後半に区分した。前半期の心の発達が、職業を得て社会に根づくことや、家庭を築くことなど、外的世界へ自己を適応させていくことであったのに対して、人生後半期の発達は、自己の内的欲求や本来の自分の姿を見出し、それを実現させていくことによって達成されると考えた。

ヴィンソンは、40人の中年男性の個人史を検討し、成人期には、40~45歳の人生中間の移行期と、60~65歳の成人期後期移行期という、2つの転換期が存在するとしている。

岡本祐子は、成人期における各年齢期に特徴的な心理的変化を見いだし、30代後半から40代前半の中年期と、60歳前後の老年期への移行期に、 さまざまな自己意識に急激な変化が起こりやすいことを示唆した。また、岡本は、中年期に見られる自我同一性意識の変化過程には次の4つの段階があるとしている。それは、①心身の変化の認識にともなう危機期、②自己の再吟味と再方向づけへの模索期、③これまでの生き方の軌道修正・軌道転換期、④自我同一性の再確立期 である。 



オーグ 評判 口コミオーグ 評判 口コミオーグ 評判 口コミオーグ 評判 口コミオーグ 評判 口コミオーグ 評判 口コミオーグ 評判 口コミオーグ 評判 口コミオーグ 評判 口コミオーグ 評判 口コミ